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専修大学「育友会」50周年記念誌
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専修大学「育友会」50周年記念誌
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Anniversary
企業や団体の周年記念行事の一環で記念誌が作られることがあります。多くの場合、長年保管されるものであり、私の仕事のなかでも最も寿命が長いメディアと言えるでしょう。
S大学の「育友会50周年記念誌」では、大学の歴史を紐解き、著名なOBOGへの取材を通して、大学の姿を表そうとしました。
いまでこそ、どの大学にも保護者会がありますが、その先駆けとなったのがこの育友会です。発足当時は「大学に保護者会?!」といぶかる声が多かったようですが、先見の明があったのですね。このパンフレットでは、宮崎県知事に当選したばかりの東国原さんや、黒田投手(広島カープ)がメジャーに挑戦する直前の広島球場で取材するなど、タイムリーな企画に恵まれたことも印象的です。そのほかオリンピアンや政治家、アナウンサーなど多士済々の取材を通して、私も見聞を広めることができたのですが、最も印象に残っているのは女子卓球で2度世界チャンピオンに輝いた松崎キミ代さんです。全盛期には「飛んでくる卓球のボールの文字が読めた」というお話を聞いて、驚いたのを覚えています。周恩来から「負けても笑顔で握手を求める姿勢、あなたが一番」と言われたという松崎さん、興味がある方はぜひ検索してみてください。
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